社章バッジの素材選びで印象が変わる!素材別の特徴と選び方

社章バッジで使われる材質 社章

一般的に社章バッジにはさまざまな素材が使用されており、希望するデザインやビジュアルによって好みの材質を選択することができます。
しかし、どのような材質があるのかを把握していないと選ぶことも難しいかと思います。
本記事では、社章バッジで使われる代表的な素材や選び方のポイントについて解説します。

社章バッジの素材が印象を左右する理由

社章バッジの素材が印象を左右する

社章バッジの素材は、外観や雰囲気を大きく左右する重要な要素です。
たとえば、金やプラチナといった高級感のある素材を使用することで、企業としての信頼性や格式の高さを視覚的に演出できます。
一方、真鍮や銅などの素材は温かみや親しみやすさを表現するのに適しており、柔らかい印象を与えることが可能です。
素材が与える印象は、着用者のイメージだけでなく、企業全体のブランドイメージにも影響します。
さらに、同じデザインでも使用する素材によって高級感や堅実さなどのニュアンスが大きく変化するため、ターゲットや用途に応じた素材選びが求められます。
素材選定は単なる見た目の問題にとどまらず、企業の姿勢や価値観を伝える手段としても機能するのです。

見た目の印象と企業イメージ

社章バッジの見た目は、企業の第一印象を決定づける大切な要素です。
特に使用される素材は、質感や色味に大きく関わり、受け手に与える印象を左右します。
たとえば、金やプラチナは重厚感や高級感を演出し、信頼性や格式の高さを印象づける効果があります。これらの素材は主に役員や重役向けとして採用されることが多く、フォーマルな場面でも見劣りしない存在感を発揮します。
一方、真鍮や銀などの素材は、やや控えめながらも誠実さや清潔さを感じさせるため、社員用としてよく使われています。

色味の違いも印象に影響

黄味がかった素材は温かみを、白銀色の素材は洗練された印象を与えるなど、企業のイメージや理念を視覚的に表現する手段として機能します。
そのため、社章のデザインだけでなく、素材の質感や色合いまで配慮することで、企業ブランドとの整合性を高めることができます。

耐久性や使い勝手にも影響

社章バッジに使用される素材は、見た目だけでなく、耐久性や使用感にも大きく関係しています。
毎日着用するものだからこそ、長く使えることは非常に重要なポイントです。
たとえば、金やプラチナは変色しにくく、長期間にわたって美しい外観を保つことができます。
一方で、真鍮や銅などは経年変化によりくすみが出やすく、定期的なメンテナンスが必要になる場合もあります。
また、銀は美しい光沢を持ちながらも酸化しやすいため、使用後の保管状態によって見た目に差が出ることがあります。

重量感も使い勝手に影響

重みのある素材は高級感を演出できる一方で、シャツの襟やスーツに負担がかかることがあります。軽量素材や金張り仕上げなどを選ぶことで、見た目の高級感と実用性のバランスをとる工夫も可能です。
また、肌への接触があるため、金属アレルギー対策としてニッケルを含まない素材やコーティング処理を選ぶ企業も増えています。
このように、素材の選定は社員の快適さにも直結するため、実用面での配慮も欠かせません。

社章バッジで使用されている材質の種類

社章バッジには、さまざまな素材が用いられていますが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。こちらでは、社章バッジで使用されている材質の種類をご紹介します。

純金(K24)と呼ばれる一番高価なもの、おおよそ75%が金で作られているK18、おおよそ42%が金で作られているK10の3つがあります。色味・用途・予算によってそれぞれ使い分けられています。
金や銀といった貴金属に関しては、重さの指定があれば、社章バッジ業者の方で厚み・直径といったものを計算してもらうことも可能です。

K18製

従来の社章バッジと同じ型でも、貴金属の材質を高価なものに変えて役職ごとに分けたり、記念品の表彰バッジとして贈呈したりという方法もあります。
その際には、一層高級感・特別感をだすためにK18を用いて社章バッジを製作されることがあります。社章バッジの裏側には「K18」の刻印がなされます。

プラチナ

優秀成績社員・社長賞などに関する記念品として、また代表取締役社長・取締役などの階級クラスの方の社章として人気なのが、高い希少性と耐久性をもつプラチナ製の社章バッジです。
婚約指輪などに使用されることが多い高級材質のプラチナ。
社章バッジの裏側にはプラチナの頭文字「pt」の刻印がなされます。

高給な材質と言われているのが、純銀です。
柔らかいうえ、傷が付きやすいとされており、銀の含有率が92.5%という「スターリングシルバー(Silver925)」を使用する場合もあります。
通常の社章バッジの製作でも、七宝仕上げの場合は材質に銀が使用されることもあります。
ただ、空気に触れることで変色を起こしやすい純銀の社章バッジには、ロジウムメッキを施して長く使い続けられるように加工を施します。
社章バッジの裏側には「銀製」の刻印がなされます。

真鍮

比較的安価で丈夫な材質とされているのが真鍮・銅です。金属プレス機など鍛造によって社章バッジを製造する際に用いられます。従来は金メッキ・銀メッキなどでコーティングを行います。いぶし仕上げ・古美などのアンティークな加工もできます。

銅は柔らかく加工しやすい反面、傷つきやすく酸化による変色も生じやすいため、あまり一般的ではありません。独自の風合いを出したい場合に限って、あえて採用されることがあります。

金張り・金製メッキ仕上げ

別名「ゴールドフィルド」と呼ばれているのが金張りです。銀・銅といった表面に分厚く金が貼られている状態の地金を指します。
従来の金メッキのおおよそ100倍の金がコーティングされていると言われています。
磨き傷が多少入ってしまう場合があるのですが、傷が入っている方が耐久性も高くなり、長く愛用し続ける際にはおすすめです。社章バッジの裏側には「金張」の刻印がなされます。

一般的に社章バッジに使用される材質は何?

一般的に社章バッジに使用されている代表的な材質は何か分かりますか?
それは「真鍮」であり、銅Cu・亜鉛Znの合金です。黄銅の中でも20%以上の亜鉛比率を誇るものを真鍮と呼んでいます。
加工のしやすさ・耐久性などを総合評価したうえで、真鍮が最も高い費用対効果を出す材質であるとされているのです。

高級素材の社章バッジ

貴金属製のプラチナ・18金・銀といった高級素材を使った社章は、そのようなVIPクラス専用の社章としてもぴったりです。
またVIPに限らず優秀社員の表彰記念や技術者認定の証として、高級社章が作られる場合もあります。従来の一般的な社章の材料としては、真鍮や丹銅などが用いられています。
それとは異なり、「より高級感のある社章にしたい」という方にはやはり「18金」「銀」「プラチナ」などの高級な貴金属を用いて作られた社章がおすすめです。

よく使われる仕上げ方法は?

ではよく使用されている仕上げ方法は何なのでしょうか?
色入れ・色なしのどちらにも使用されているのが、「メッキ仕上げ」です。
装飾に限らず、社章バッジの本体を保護してくれる役割を果たしています。
さまざまなメッキ手法により、色・質感といったものに変化を与え、社章バッジに多くの表現力を与えていくのです。

発色が美しい仕上げ方法は?

現在、社章バッジが美しく発色するとされている仕上げ方法としては、「研ぎエポ仕上げ」「ラッカーエポ盛り仕上げ」「印刷仕上げ」が挙げられます。
3つの特徴としては、PANTONE・DICで指示することが可能な7000以上の色を鮮明に美しく発色させることができるという点にあります。
企業・会社のロゴマークには深い意味が込められている場合が多く、社章バッジを作る際にもその色選びは非常に大切な要素となります。
この3つの仕上げ方法では、極限まで同色に近く再現できるうえ、美しく発色させることが可能であるため、「発色」にこだわりを持たれている場合にはおすすめです。
中でも、「研ぎエポ仕上げ」に関しては、現代の七宝焼きであるとも言われているほどです。

素材選びの注意点

素材選びの注意点
社章バッジの素材選びでは、まず用途を明確にすることが重要です。
たとえば、社員用にはコストと耐久性のバランスを考慮し、真鍮や金メッキがよく選ばれます。
一方で、役員や来賓用には格式や高級感を重視し、プラチナや金張りといった素材が適しています。また、社章デザインとの相性も見落とせません。
細かな意匠には加工性の高い素材が適し、光沢や色味も企業イメージに合わせることが求められます。
さらに、タイタックやバタフライクラッチなどの裏付属品との組み合わせも考慮することで、着脱のしやすさや安全性が向上します。
素材・仕上げ・付属パーツを総合的に判断することで、最適な社章バッジを製作できます。

おわりに

本記事では、社章バッジで使われる代表的な材質をいくつかご紹介しました。
社章バッジ制作業者によっては、ご紹介した材質以外にもさまざまな材質を用意している場合があります。
「こういったビジュアルの社章バッジにしたい」「相手にこんな印象を与えたい」などの希望がある場合には、ぜひ材質にも目を向けてこだわりながらベストなものを選んでみてはいかがでしょうか?

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