トロフィーは芸術分野でのコンクールや社内表彰など、さまざまな場面で用いられています。その中でもとくに多く用いられているのが、スポーツ大会です。
また、トロフィーを選ぶ際のポイントや基準といったものはいろんなものが考えられるのですが、「素材」という要素に目を向ける方は少ないのではないでしょうか？本記事ではスポーツ大会でもらうトロフィーに使われている代表的な素材について、それぞれご紹介していきます。
アクリル
アクリルのトロフィーは耐衝撃性に優れており、ガラス以上に透明感を醸しだせる魅力的な素材だと言えます。
別名「プラスチックの女王」と呼ばれることもあり、非常に高品質な材質であると言えます。
加工・着色が比較的簡単に行えるため、トロフィーに限らず幅広いジャンルの製品に使用されます。
その一例としては「水族館の水槽」が挙げられ、頑丈さ・透明感といった面での評価が非常に高いのです。
ガラスの場合は重量感があるうえ、割れやすいという点が注意点としてあるのですが、アクリルの場合は壊れにくい・軽いということから、子ども向けのスポーツ大会などにピッタリです。
大理石
主にトロフィーの台座部分に使用されることが多いのが、大理石です。トロフィー本体を大理石の土台でしっかりと支えることができれば、安定感が増します。
大理石はその見た目・重量から「重厚感」を感じさせるので、チープな印象を避けたいという時には非常におすすめの素材だと言えます。
天然石が使用されているため、見た目はそれぞれ異なるという点も魅力です。加えて大理石はトロフィーだけでなく、楯の素材としても使用されることがあります。
楯はアクリル・木製・ガラスなどの素材も用いられることが多いですが、全面に大理石が使用されているものはとても落ち着きのあるシックな雰囲気を醸しだします。
クリスタル
クリスタルは、酸化鉛をガラス成分に添加して光の屈折率を変化させることで、透明度をより高めた素材です。鉛の量を増やすにしたがって透明度も上がり、キラキラとした水晶のような美しさを得られます。
クリスタルトロフィーの大きな魅力は、「高級感」です。トロフィー本体に文字・ロゴなどを手軽に彫刻することができるので、従来の台座にプレートを設置する形よりも特別な印象を抱かせることができます。
安価な製品であっても質の高いトロフィーを入手することができ、コストパフォーマンスも非常に高いと言えます。風格重視であるグレードの高いイベント時にはとくにおすすめです。
ブロンズ
ブロンズの素材は、銅メダルの製造にも使用されている「銅」と「スズ」から構成されている合金だと言えます。
ブロンズの色合いにより硬度に違いがあって、青色から白銀色に近づくほど硬さが増していくという特徴を持っています。その一方で、硬くなるにしたがって「脆く壊れやすくなる」という傾向もあるため注意が必要なのです。
基本的に柔らかい素材であるブロンズは、銅像・オリジナルトロフィーといった芸術性が高い製品に使用されることが多いです。
そのためブロンズトロフィーはシンプルなデザインのものだけでなく、個性的なものも多くあります。
おわりに
本記事ではスポーツ大会でもらうトロフィーに使われている代表的な素材について、それぞれご紹介しました。トロフィーに使われている素材によって、与えられる印象は異なります。
スポーツ大会の競技・種目ごとに、素材を変えてみるのも良いかもしれませんね。
「こだわりを持ってトロフィーを選びたい」という場合は、デザイン・価格に限らず、「素材」といった点にも着目してみてはいかがでしょうか？
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