定年退職される方に贈る退職祝いの記念品には、タブーとされる品物があります。長年会社に貢献してきた方への贈り物ですから、失礼のないように記念品を選びたいものです。
本記事では、定年退職時の退職祝いに贈る記念品選びの注意点についてご紹介します。
贈ってはいけないタブーな記念品とは?

まずは贈っては失礼だとされているタブーな記念品をご紹介します。
・ハンカチ
気軽に渡しやすい小物は贈り物として人気ですが、ハンカチは避けておきましょう。ハンカチは日本語で手巾(てぎれ)と書くため「縁を切りたい」という意味に取られてしまうことがあるためです。ハンカチは実用性が高く選びやすいことから、プレゼントとして選ばれることが多いです。しかしその意味を知っている人であれば、良く思わないでしょう。
退職した後も良好な関係を続けていくために、手切れ・縁切れなど「縁起が悪い」イメージの品物は渡さないように注意しましょう。
・日本茶
日本茶は相手にほっと一息ついてもらうものとして、贈り物にぴったりだと思われた方も多いのではないでしょうか?しかし、日本茶は葬儀の参列者に使う「香典返し」の定番の品なのです。
お悔やみの場で使用されることが多いため、日本茶も「縁起が悪い」というイメージに結びついてしまいます。
贈る相手がお茶好きということが分かっている場合まれに喜ばれることもありますが、そういった方への贈り物も、できる限り湯呑みなどお茶に関連する別の品物を贈るようにしましょう。
・現金
上司や目上の人の退職祝いに「現金」を贈ることもタブーとされています。
「生活の足しに」という含意に取られる場合があり、相手によっては失礼と感じられることがあります。
「退職された後の生活の足しとしてお使いください」という意味に捉えることができるため、非常に失礼に当たります。
「どんな品物を贈れば良いのか分からない…」という場合でも、現金はやめておくようにしましょう。
品物が思いつかない方は旅行券や食事券、カタログギフトなどを贈ってみてはいかがでしょうか?ただ、こういったチケットやカタログは品物に比べると少し味気ないかもしれません。そのため、手書きのメッセージカードや手紙を一緒に添えて贈ることで、相手にも気持ちが伝わることかと思います。
退職祝いの金額相場
退職祝いの記念品を選ぶ際、予算の相場は贈る相手との関係性や贈り方によって変わります。
個人で上司へ贈る場合の金額は5,000円から20,000円程度が一般的で、同僚であれば3,000円から10,000円程度が目安になります。
職場など複数人の連名で贈るケースでは、ひとりあたり1,000円から3,000円ほどで記念の品を選ぶことが多いです。
退職祝いの餞別という形でお金を贈る場合、慣習として「お返し」は不要とされています。
そのため、相場を大きく超える高価な品物や多額の金銭は、かえって相手に気を遣わせてしまう可能性があるため配慮が必要です。
性別ごとの退職祝い
退職祝いの記念品は、相手の好みやライフスタイルによって好まれる傾向が異なります。相手の趣味やライフスタイル、退職後の過ごし方などを考慮して選ぶことが大切です。
これまでの感謝の気持ちを伝えるためにも、相手に寄り添った品物選びが求められます。
ここでは、男性向けと女性向けに分けて、それぞれにおすすめの記念品や選び方のポイントを紹介します。
男性向けの退職祝い
男性への退職祝いを選ぶ際は、その方の趣味やライフスタイルに寄り添った品物が喜ばれます。
たとえば、お酒が好きな方には上質な酒器やグラス、ゴルフや釣りが趣味の方には関連グッズなどが良い選択肢です。
特にこだわりがない場合は、上質な革製の小物や万年筆といった、今後の人生で長く使える実用的なアイテムも人気があります。
退職祝いの金額相場は贈る相手との関係性によりますが、心のこもった品を選ぶことが重要です。
第二の人生の門出となるお祝いに、特別感のある記念の品を贈ることで、これまでの感謝の気持ちがより深く伝わります。
女性向けの退職祝い
女性への退職祝いには、これまでの疲れを癒やし、新たな生活に彩りを添えるような記念品が選ばれる傾向にあります。見た目も華やかなフラワーギフトや、手入れが不要なプリザーブドフラワーは定番の贈り物として人気です。
また、自宅でリラックスできる時間を過ごせるよう、上質なバスグッズやアロマディフューザーなども喜ばれます。
自分ではなかなか買わないような、少し贅沢で特別感のあるスイーツの詰め合わせも良い選択肢です。
退職後のライフスタイルを豊かにするような、思い出に残る品物を選ぶことで、感謝の気持ちが伝わります。
このように、定年退職を迎える方への贈り物は性別によってさまざまです。
しかし、すべての男性と女性に当てはまるというわけではなく、人によってうれしいものや内心うれしくないものなどが異なります。
相手に喜ばれる退職祝いを渡したいときは、普段からその人が興味を持っているものや行動などを見ておくと良いでしょう。
贈る相手を思いやることが、退職祝いを渡す際の成否を分けます。
のしや表書きのマナーは?

ギフトの専門店などでラッピングをお願いする際に退職祝いであることを伝えれば、それに合ったのしを準備してもらえます。
しかし、自分でのしを準備する際には注意しなければなりません。
のしに「退職祝い」とストレートに書くことはタブーとされていますが、誤って書いてしまう人が多いのです。
これは「退職することが喜ばしい・おめでたい」という意味に捉えられるため、相手の方が不快に感じてしまう場合があります。そのため、「感謝」「御礼」「謹呈」などと書くようにしましょう。
下の段に渡す人の名前をそれぞれ書く場合、3名以下であれば右から目上の人の名前を書いていきます。
書く順番に迷う・人数が多いのであれば、「○○一同」と書くのが無難です。
・水引は?
定年退職される場合の水引は、紅白の蝶結びが良いとされています。蝶結びは何度でも結び直すことができるので「おめでたいことや喜ばしいことは何度あっても良い」という意味につながるためです。
このように、退職祝いを渡す際は、マナー違反に最新の注意を払わなければなりません。
最後の最後にマナー違反が起きてしまうと、「詰めが甘い」と思われてしまい、人によってはガッカリとしてしまうことがあります。
良い思い出で退職してもらうために、マナーについては事前に確認・理解を深めておきましょう。
職場・ご自宅での退職祝いを渡すタイミング
職場の方へ退職祝いを渡すタイミングは、送別会や最終出勤日が一般的です。
送別会があれば、みんなの前でお祝いの言葉と共に贈るのが良い機会となります。
最終出勤日に渡す場合は、相手の業務が落ち着いた終業間際などが望ましいです。
ただし、当日は私物の片付けなどで慌ただしくなることも考えられるため、退職日より数日前に渡す配慮も必要です。
その際は、持ち帰りの負担にならないよう、かさばらない品物を選ぶと親切です。
家族への退職祝いであれば、退職を祝うためのお祝いの食事会などを設け、その席で渡すと特別な思い出になります。
おわりに
本記事では、定年退職時の退職祝いに贈る記念品選びの注意点についてご紹介しました。
記念品選びは、相手の方がいかに喜んでくれるかが大切なポイントです。
記念品選びは相手の方がいかに喜んでくれるか、が大切なポイントです。
しかし、相手が喜ぶものであればどんな記念品でも良いというわけではなく、贈ってしまうと失礼に当たるタブーとされる記念品の贈り物もあります。
タブーな記念品を選ばないよう今回の内容を参考に、相手方の喜んでいる顔を想像しながら慎重に品物を選んでいきましょう。
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